11月最後の月例山行は、大沢寺越えへ

11月26日(日)に、参加者11名で、大沢寺越えを歩きました。

大沢寺越えは、小浜市内外海の矢代地区(海沿い)の方が、昔、小浜市宮川の大沢寺地区(内陸側。おうそうじ。「小沢寺」という表記もあります。)にあった田畑の作業のための往復に使っていたと言われています。

今回、矢代地区に住む会員の案内で、矢代地区から大沢寺地区まで、大沢寺越えの道を辿って往復しました。当日は、青空が広がる気持ちの良い天気で、初冬の峠道を楽しむことが出来ました。


簡単に概略のコースを紹介します。今回、テープ等を付けましたが、一般的なコースではありませんので、もし行かれるとしても、山慣れた方のみお願いします。

矢代区内の登山口(国道近く)から歩き出す。しばらくは、斜面の崩れた歩き難い道であるが、その後は、広葉樹林の中、昔の峠道の風情が残った気持ちの良い道となる。ただ、所々、道の痩せこけた滑りやすい場所もあるので、滑らないように慎重に進む必要がある。1時間と少しで、若狭幹線林道に出会うが、その手前に峠のお堂跡がある。周囲には、古い瓦が散乱している。

幹線林道を少し右に進むと、左手に下っていく古い林道がある。以前は、植林の中にジグザグに下っていく道があったそうだが、今は消失しているそうで、この古い林道を下っていくしなない。しばらくでこの林道は終わり、今度は古い峠道を辿るこのになる。ただ、宮川側は、植林地が多く、道が不明瞭で、また、痩せこけて滑りやすい箇所も多い。慎重に下って行くと、再び、林道に出会う。この林道をしばらく下れば、獣避けのフェンスにぶつかり、ここが大沢寺側の登山口である。峠からは、40分程で、近くには、六社神社が祀られている。ここから、右手の隣の沢沿いに「滝不動尊」への道が登っているので、訪ねて見ると良い。由緒あるお寺のようで、石積みの参道、横を流れる滝、立派なお堂と一見の価値がある。片道、15分程である。