菅の坂のお地蔵さまが長らく行方不明でしたが、土の中から見つけることが出来ました。
土に埋もれたお地蔵さまを見つけ、前の位置にお祀りしました。近くにあった松が倒れた際に、巻き添えの形で土に埋もれたようでした。ただ、その際に、お地蔵さまの一部が壊れてしまいました。
川上集落から菅の坂への峠までの道の状況は、以下の通りです。
尼公峠登山口手前の空地に駐車し、田井谷林道を進む。すぐに、お地蔵さまがあり、続いて、尼公峠登山口、古和清水と進む。15分ほどで、林道が終点となり、そこで沢は右手の滝ヶ谷と左の山の神谷に分かれるが、ここは、左手の谷に入る。荒れた谷の中、右岸、左岸と渡りながら進む。
15分ほどで、ここで沢は二叉となるが、右の谷に入る。(間の急な尾根に、作業用の踏み跡があるが、この踏み跡を辿っても、同じ場所に着く)この谷も荒れており、10分ほどで前方に滝が現れる。滝を越えるのが難しそうだったので、左手の急斜面をよじ登り、10分ほどで、尾根に出た。尾根に出た地点から作業用の踏み跡を5分ほど登ると、峠道の古道に出た。この辺りの右手に古道が上がってきているように見えるので、先ほどの滝を巻いていくと、良かったのかもしれない。
ここからは、ジグザグの峠道を登っていく。途中、アセビや、崖崩れでで迂回させられたりするが、15分ほどで、林道に出る。なお、林道手前は、林道工事のため、古道はなくなっている。駐車地点からここまで1時間30分ほどである。
林道に出た後は、峠道が林道法面で寸断されているので、右手40m程林道進んだ、法面の切れた辺りから左手の斜面に取り付く。植林の中の急斜面を、作業道を拾いながら、左方向に登っていく。10分ほど登ると、法面で寸断されていた峠道にに出会う。ここからは、良く踏まれた道を、5分程で、菅の坂の峠に着く。
このルートは、2箇所ほど急斜面があり、沢も下りとなるので、下りに使うのはお薦めできない。いずれにしても、峠道のかなりの部分が消失している今、一般的なルートではない。