9月9日と、17日に、このコースの登山道情報を掲載しましたが、28日の山行で得られた情報を加えて、再度掲載します。山慣れた方であれば、虫谷集落跡から杉尾峠~権蔵坂~八ヶ峰家族旅行村の先の下山点までの周回は可能です。(予めの車のデポは必要)一般コースではありませんので、安易に入山することは避けて下さい。なお、五波峠から権蔵坂の間の県境稜線も通行可能です。
【虫谷集落(廃村)から杉尾坂】
□虫谷集落跡からの林道は荒れており、集落内の空地に駐車して歩いた方が良いです。集落から軽トラで入れても、1km弱です。その先は、荒れた登山道のようで、林道が崩れた所では、何箇所も渡渉を強いられる所があります。
□尾根の取付きまでは、林道をそのまま進み、沢に降下して下さい。降下地点は、林道がUターンするように、沢から離れていく地点です。ここには、標識が付けてあります。沢に下りるところは急斜面なので、注意が必要です。沢に下りた後、取り付く尾根に注意して下さい。ひとつ手前の右手の尾根に取り付いてしまう可能性があります。
□取付きからの尾根には、中盤にユズリハの繁茂している所がありましたが、伐採しました。現在は、歩き易くなっていますが、今後は心配です。
□取付きからすぐに左手にトラバースしていく道があります。昔の峠道の名残と思われますが、この道を進むと、急登を避けて、尾根に上がることが出来ます。その先も、尾根の左斜面にジグザグの道がありますので、その道を拾っていくと歩き易いです。なお、尾根上の植林と自然林の境界には、直線的な林業用の作業道もあります。
【権蔵坂~杉尾坂】
□権蔵坂から杉尾坂までの間は、今回、ユズリハ、アセビを適宜伐採することにより、歩ける状態になりました。この状態がどの位維持されるかはわかりません。
□この区間は、小さなピークがいくつもあり、急斜面が何箇所かあります。 降雨後は滑り易いので、注意して下さい。
□各ピークでは、県境稜線をよく確かめないと間違った尾根に行ってしまう危険があります。今回、要所要所に標識、赤テープを付けましたので、現時点では、迷う心配はないと思います。
■なお、権蔵坂から五波峠の間は、2020年5月に、ユズリハの刈り込みを行っていますので、当面、問題なく歩くことが出来ます。
【八ヶ峰家族旅行村の先から権蔵坂】
□登山口から古道までは、細い急斜面のトラバースがあり歩行時は注意が必要です。
□新しく林道が出来ています。場所は、林道横断の後、トラバースした小さな沢の先です。林道に出る所は、林道工事で伐採された杉があり、倒木を避けて林道に出る必要があります。 また、林道から登山道への取付きは、この林道の現時点での終点です。
□要所要所に赤テープを付けています。また、古道の枝払いも行っていますので、歩き易くはなっています。
□本ルートは、地図が読めない一般登山者の方には難しいコースですので、注意して下さい。