百里ヶ岳は、百里四方が見渡せるとして名付けられた山で、福井県小浜市と、京都府朽木村から登山道がある。木地山峠も百里ヶ岳への登山道のひとつの途中にあり、木地山峠へは、小浜市上根来地区と、滋賀県朽木村から登山道が続いている。
この区間は全区間登山道が整備されており、一般コースとして歩くことができる。
根来坂峠~百里ヶ岳と、木地山峠~百里ヶ岳に分けて紹介する。
<根来坂峠~百里ヶ岳>
峠から百里ヶ岳へは、東進する。稜線沿いに登り、ピークを越える。鞍部から再び登り出すと、途中で大谷出合に着く。ここには、以前は左から谷沿いに登ってくる道が合流していたが、その道も今は廃道に近い状態になっている。さらに進むと、小ピークの所で、右から百里新道が合流する。この道は、朽木村からの道である。この後さらにピークをひとつ越え、最後の急坂を登りきると、山頂に着く。
<木地山峠~百里ヶ岳>
峠から百里ヶ岳へは、良く刈り込まれた道が続いており、尾根上をたどれば間違いなく百里ヶ岳に行くことができる。峠からはしばらくは下りとなるが、両側が広葉樹と熊笹の気持ちの良い道であり、所々木の間から若狭側、滋賀県側の山々を望むことができる。再び登りとなり、峠から約10分で一つ目のピークとなる。そこから一旦下り、再び登りとなって、自然林から杉の植林帯に入った所が711mのピークである。峠からここまで約30分の道のりである。
ここからは杉林の中に付けられた道を少し下り、その後単調な登りとなり、約30分で杉林を抜ける。杉林を抜けた所は、広場となっており、杉林の鬱陶しさから解放され気持ちが良い。ここからブナ林の中をさらに登り続ければ、10分程で百里ヶ岳山頂に着く。
<根来坂峠~百里ヶ岳>
根来坂峠→60分→百里ヶ岳
<木地山峠~百里ヶ岳>
木地山峠→70分→百里ヶ岳