頭巾山は、石楠花の山として有名であり、福井県側からの登山口には、野鹿の滝がある。それ以外には、綾部市側からも登山道がある。
この区間のうち、P765~頭巾山の間に根曲り竹の藪があり、通過が困難であったが、現在、根曲り竹が完全に枯れて、問題なく歩けるようになっている。ただ、最近、アセビが繁茂しつつあり、歩きづらくなっている場所がある。
峠からは南方向に明瞭な道が続いている。P564は、左から巻いていく。はっきりとした道が続いており、やがて630m位の小ピークに着く。ここからしばらく東側に進むと、同じような高さの次のピークがあり、そこから尾根は南に方向を変える。このあたりは気持ちの良い所で、直進しないように注意が必要である。ここからは一旦下って行く。
鞍部からは、急な登りが待っている。木をつかまないと登れないような所もある。道は基本的に尾根筋にあるので、尾根を外さないように進む。また、P765までは、京都側が植林、福井県側が自然林となっているので、基本的に、その境界を歩けば間違いがない。やがて傾斜が緩やかになり、しばらくで、P761に着く。このあたりには、ブナの美しい林が広がっており、林の美しさを楽しんでほしい。P761付近は広く、平らな所で、方向を間違いやすい所なので、注意が必要である。県境稜線は、右方向に続いている。テープを確認しつつ進んでほしい。
P761から下っていくと、だんだんと尾根が細くなり、また、アセビなども繁茂し、歩き難くなるが、すぐに690m位の地点に着く。ここからは、道は左手方向(南方向)に方向を変えるが、うっかりすると北西方向に延びる支尾根に迷い込んでしまうので、注意が必要である。この尾根にも明瞭な踏み跡があるが、両側が植林となっており、これまでと雰囲気が変わるので、林の雰囲気で間違いに気付く。
ここからは、一旦下り、その後はまた急な登りが待っている。やがて、傾斜も緩やかかとなり、ブナの巨木も混じる美しい林を楽しみながら進むと、P765に着く。ここも、広い、平坦な所で、進む方向を間違えないように注意が必要である。小さな標識があり、それに従って、Uターンするように、左手に進む。この先には、アセビに邪魔をされる場所もあり、さらに、急な登りも待っている。尾根に登り、ここからは枯れた根曲り竹の跡上を歩く。しばらくで、P820で右から綾部からの登山道に出合い、次に左に名田庄村からに道を合すると、すぐに頭巾山山頂に着く。
頭巾山からは、福井県側に下れば、1時間ほどで登山口に下りることができる。(2020.04.08最終踏査)
尼来峠→0:30→小ピーク・南へ曲がる地点→0:30→P761→0:20→690m位の小ピーク→0:30→P765→0:30→
P820(綾部からの登山道合流)→0:20→頭巾山山頂
なお、逆コースもトータル的には、ほぼ同じ時間で歩ける。