鈴ヶ嶽は、若狭町岩屋集落の西にある標高323.4mの低山で、舞鶴若狭自動車道の鈴ヶ嶽トンネルの上に位置する。登山道途中には、神社(お社)があり、そこまでは、良い道が続いている。また、鈴ヶ嶽の南にある小原峠は、昔は、西側の小原集落と、岩屋集落を結ぶ生活道路として使われていたようである。以下に、岩屋集落~お社~鈴ヶ嶽~小原峠~岩屋集落の周回コースを紹介するが、前述のように、小原集落から小原峠の道もある。
①岩屋集落からの周回 ■対象:中級コース
登山口は、岩屋集落の北西に10分ほど歩いた所にある。(小浜線のガードをくぐる手前)駐車スペースは、登山口近くのフェンス沿いに1、2台駐車出来る。登山口には、フェンスに標識が付けられており、扉を開けて入る。上にある神社の参道となっており、鳥居をくぐって、階段状の道を登っていく。すぐに立派な石灯籠があり、しばらくは巾の広い道が続く。その後、道の細くなる部分もあるが、雑木林の中、綺麗な道が続く。標高200m位の所で、右手に檜の植林が始まり、登りが急になると、しばらくで小さいが、立派なお社に着く。
お社の左手から鈴ヶ嶽を目差す。ここからは、植林の中に道となり、道に張り出した灌木や松で、少し歩きにくい。最後の急登10分ほどで山頂に着く。山頂は雑木に覆われているが、東側が少し切り開かれており、小さなベンチも置かれている。
山頂からは、小原峠に向かって雑木林の中を下って行く。しばらくは細く急な尾根を下るが、その後は尾根はなだらかとなり、右手に植林が出てくる。道はなく、所々につけられた赤いテープを参考に、歩き易いところを歩く。右手の植林がなくなると、尾根の分岐に着く。右手は、鉄塔道で、その先行き止まり。小原峠へは、左に行く。綺麗な尾根を下って行くと、鉄塔に着く。ここでは、左右の視界が開ける。鉄塔から下ると、すぐに小原峠に着く。ここにはお地蔵さんが祭られている。
小原峠から右は、小原集落に下る道。左手のUターンするように下って行く道が岩屋集落へ向かう道である。尾根を巻くように、雑木林の中、ジグザグに下って行く。さらに下り、植林帯に入ると、少し道が悪くなり、一部崩れている箇所もある。やがて林道に出て、下って行くが、集落に近づくと、林道が多数分岐している。下りは問題ないが、逆コースの場合、注意が必要である。集落に入り、集落内の道を通って、駐車場所に戻る。(2019.09.27最終踏査)
■コースタイム
岩屋集落→10分→登山口(近くに駐車スペース)→30分→お社→20分→鈴ヶ嶽→25分→小原峠→30分→岩屋集落